クリニックで行われている自毛植毛の種類について

若い世代のうちから薄毛を発症してしまう人が増えていることもあって、薄毛治療を専門的に行っているクリニックは全国各地にあります。薄毛治療の種類の中には、自毛植毛という方法があって、自分の毛根を採取して薄毛の部分に移植する治療法となります。自毛植毛の方法は、FUT法とFUE法の種類に分かれており、クリニックごとに手術方法が異なります。FUT法は幅が1cmで長さ10～20cmの範囲で頭皮を切って、毛包を移植する方法となります。

FUT法は世界的に広まっている自毛植毛の手術法で、メスを使用して行いますが、移植してからの生着率は95%以上となっている点が特徴です。FUE法はメスを使用しない自毛植毛の方法で、パンチと呼ばれている器具を使うことで毛包を1つずつ採取します。パンチで毛包を採取するときには、毛根を傷つけてしまうことがあるために、生着率は70%程度になると言われています。FUE法では大量の毛根を採取したり、移植することが難しいと考えられているために、グラフト数が少ない移植を希望しているときや、メスを使って切られたくないときに最適な方法と言えます。

自毛植毛の手術は、局部麻酔を使ってから行われますので痛みの心配はありません。手術を受けた後には、頭皮が腫れることや出血が生じることもありますので、手術を受けるクリニックでカウンセリングを十分に受けて説明を聞いておくことが大切です。手術後には1度まとまって髪の毛が抜けますが、その後に新しい毛髪が生えてきて、自然な髪の毛と同様のヘアサイクルになります。