肛門にできやすい病気というと痔です。男性に多い疾患という印象がありますが、女性も出産をきっかけに切れ痔を発症してしまう人が非常に多くいます。しかし、場所が場所なだけに症状が悪化しても恥ずかしいという理由で、診察に行くことができず、そのせいでさらに症状がひどくなるという悪循環に陥ってしまう例もあります。痔もひどくなると座るのも苦痛になったり、治療に手術を要することになるので、放置は禁物なのです。
そこで肛門科クリニックでは、通常の診察時間とは別に女性専門の外来時間を設けるところが増えてきました。女性患者たちの恥ずかしさを出来るだけ緩和するように、女医を担当にして、看護師やスタッフもすべて女性にしてあります。実際に女性患者さんたちからは恥ずかしくなくてよかった、これなら治療を受けられると好評です。普通の肛門科クリニックに女性専門外来を設ける流れが進み、さらに女性専門の肛門科クリニックもオープンするようになっています。
女性の患者さんだけでクリニックが成り立つという事は、それだけ肛門のことで何らかの症状を抱えている人が多いという事の表れでもあります。個室で診察を行ってくれるので、プライバシーもしっかりと配慮されます。単なる切れ痔からの出血だと思ったら、実は大腸ガンだったということも珍しくはないので、女性に多い大著ガン予防のためにも、肛門に痛みや出血、不快感がある場合は女性専門の肛門科クリニックに診てもらった方がいいでしょう。
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